2017年12月13日水曜日

バザーのご報告(2017.11.25)

11月25日は補習校児童生徒も保護者も楽しみにしている学校行事の一つであるバザーが催されました。

保護者一同、当日は朝から会場設定や品出し等の準備に取り掛かり、子どもたちも休み時間を利用し各自のブースにそれぞれ思いの詰まったおもちゃや手作りのお菓子等を並べたりして、ワクワクしている様子が伺えました。

今回から補習校初の試みとして一袋1,000 ft の衣類の詰め放題を取り入れました。
会場のレイアウトも変わり、今までの補習校バザーの雰囲気も少し変わった印象を受けました。


今年も本校保護者のチームワークが素晴らしく、値付けや品分けの下準備や当日の準備、そして片付けや掃除まで、しっかりと出来ました!

そして、普段は余り交流のない違う学年や新入生の保護者の方々と親睦を深めることが出来るのも、年に一度のバザーの良いところだと思います。

今年の新しい試みの良かった点や、もう少し改善できる点を考慮して、来年のバザーの向上に繋がることを期待しています。

今年度の収益金は398,365 ft となりました。
補習校の子どもたちのために使わせて頂きます。

補習校のために貴重な品々をご提供くださいました皆様、ご協力ありがとうございました。
(保護者寄稿)

2017年12月4日月曜日

講師研修会のご報告(2017.09.30)

補習校講師勉強会の中でも大きな勉強会の1つとなる研修会が、今年も9月30日(土)に行われました。

今年度の指導目標は、国語学習へのモチベーションの持続、向上への工夫です。


国語学習をする中で、「好きがわかるに、わかるができるに変わる」という子ども達の成長をめざした指導に重点をおいています。

それを踏まえた上で各講師が作成した指導案をもとに、日本人学校の教諭の方々に授業参観していただきました。




国語学習に関するアドヴァイスだけでなく、指導全体についても話し合うことができました。
毎年、日本人学校教諭との意見交換の時間はとても充実しており、あっという間に終了時間を迎えます。この貴重な体験を今後に生かして、さらに指導力アップに力を入れていきたいと思っております。(勉強会担当講師寄稿)

2017年9月13日水曜日

日本人学校ふれあい大運動会(2017.09.02)

9月2日、今年もブダペスト日本人学校のふれあい大運動会に招待していただき、補習校からも多くの児童生徒が参加し、一緒に汗を流しました。

今回が初めての運動会になる子どもたちは、整列の時やラジオ体操の時など、日本人学校の皆さんを見ながら一生懸命取り組んでいました。また、下級生が戸惑っていると上級生がそっと手助けするなど、思いやる優しい心も垣間見ることができ、温かい気持ちになれる一日でもありました。

日本人学校の皆さんと団結し、紅白に分かれ対決した綱引きや玉入れでは、両校が一体となることができ、とても盛り上がり、また、リレーでは補習校の児童生徒として団結し、懸命な走りを見せてくれました。

今年は白組が優勝し、大喜びで飛び跳ねる子、悔しがる子、それぞれに自分のベストを尽くした一日となったと思います。

教室で見る子どもたちとまた違った一面を見られる貴重な機会を、いつも作ってくださるブダペスト日本人学校に、感謝の気持ちでいっぱいです。(引率講師寄稿)


2017年9月7日木曜日

2学期始業式(2017.09.02)

保護者にとっては長く、子どもたちにとっては短かった(!?)夏休みが終わり、2学期が始まりました。学期を迎えるにあたり、気持ちを新たにするべく9月2日に補習校でも始業式が行われました。

補習校では、今学期から先生を含め新しい仲間が6名も増え、各自の自己紹介の後に大きな拍手で迎えました。その後、運動会や学習発表会などの行事確認をし、2学期の抱負を胸に抱きながら、皆で「がんばるぞー」とこぶしをあげました。

休み明けの初日でしたが、こちらをまっすぐ見つめる子どもたちのまなざしや力強い声に気分が引き締まりました。今学期も楽しくそれぞれの目標に向かってがんばっていきましょう。
(講師主任寄稿)


2017年9月6日水曜日

1学期を終えて・小1(2017.06.24)

この4月、男子6名と女子3名で小学一年生が出発しました。
個性豊かで元気な児童が多く、補習校では活発なマンモスクラスとなりました。

ハンガリーの年度末は6月のため、普段はまだ幼稚園に通っている児童や、ドイツ語や英語のインターナショナルスクールに通っている児童、スロバキアから補習校に通ってきている児童など、様々な子どもたちが一緒に学んでいます。

クラス目標として「元気に楽しく国語を学ぼう」という目標を掲げて、この4月から、こくごの教科書『かざぐるま』を使用しながら、日本語の学習を進めてきました。


まずは4月、ひらがなの「あいうえお」の読み書きから始め、1学期の3か月で、ひらがな50音のすべての読み書きの学習を終えました。

1学期を終了し、児童全員がひらがなの読み書きができるようになり、教科書の中の物語単元を読んだり、簡単な文章をひらがなで書いたりできるようになっています。

たった3ケ月ですが、この1学期を通して、全員が楽しく国語を学び、そして、確実に国語能力を伸ばすことのできた、実り多い1学期であったと実感しています。

また、今後の子どもたちの成長が大変楽しみです。
(小1学年担任講師寄稿)



2017年5月31日水曜日

避難訓練のご報告(2017.05.27)

昨今の残念な世界状況を考え、在洪日本大使館のご協力を受け、補習校では開校以来初めてとなる避難訓練を行いました。
『不審者が校舎内に入ってきた』という想定で、緊急事態を知らせる笛の音で開始しました。

児童生徒たちは、講師・保護者からの事前指導の通り、静かに速やかに避難教室へ移り、ロックダウンの5分間、じっと静かに避難・待機が出来ました。

しかし感想によると、5分の間、静かに気配を消すようにすることはすごく長かったようです。

避難訓練後には、安全対策の一環として今回ご協力頂いた大使館職員の方によるレクチャーが行われました。

避難訓練は何故行った方が良いのかを教えて頂き、また日本での不審者による様々な事件の事例の話も、気持ちを引き締めるための良いきっかけになったようです。
(運営委員寄稿)

講師研究授業 & 事後検討会ご報告(2017.05.27)

小学部3年生「言葉で遊ぼう」という説明文の単元で、研究授業を行いました。

本時の目標「まとまりをとらえ、内容を読み取ろう」にせまるため、児童の実態に沿ったワークシートの活用や課題の解決の仕方をクラス全員、ペア、そして一人で取り組むといった工夫をしました。


事後検討会では、日本人学校から参観いただいた先生のアドヴァイスを加えながら、講師全員が参観観点に沿って自分の経験を踏まえながら活発に意見を出し合っていました。


本年度から、


1、特別な学習環境の子ども達が集まる補習校における学習の系統性


2、効率的な学習効果をねらうために家庭との連携が必須である補習校での具体的な方策


という大きなテーマも掲げて研究しています。



今回は、どの学年でも扱う説明文の指導において抑えておきたいこと、教材研究する上で家庭学習の役割をしっかり設定することの2点についても確認しました。

研究授業者にとっても参観した講師にとっても、今後の指導に生かしていけるヒントをたくさん得ることができた有意義な研修となったようです。

(運営委員寄稿)

2017年5月29日月曜日

全校遠足(2017.05.21)

幸いお天気にも恵まれた今年度の全校遠足、目的地であるセンテンドレのキャンプ場に向けて貸し切りバスで元気に出発しました。

到着後は、班活動のオリエンテーション。
各学年が力を合わせて、国語に関する問題を解き、キャンプ場内を地図を見ながら歩きました。




全体活動として行われた綱引き大会は、5つのチームが、大接戦を繰り広げ、とても盛り上がりました。 

お母さんやお父さんが作ってくれたお弁当を、みんなで美味しく頂いた後、午後の班活動であるペットボトルを使った飛行機作りに挑戦しました。
上級生が下級生をサポートし、それぞれの飛行機を作っていました。
その後、野外に出て班ごとによく飛ぶ飛行機を選び、班対抗で対決をしました。

その時の風の状態や、飛ばし方などによって、飛び方が違うことに気がついた子どもたちは、各自で考えたり班の仲間と相談をして、長く飛ぶように工夫をしていました。

終わりの会では先生方より、「みんな仲良し楽しい遠足大賞」など、各班が頑張っていた様子を讃えたユニークな賞状が渡されました。

会の最後には、一日班のお世話をしてくれた各班のリーダーたち、また、遠足担当講師にも、頑張りを讃えた賞状が送られました。

生徒間の親睦、生徒と講師間の親睦をはかり、日本語での集団活動のなかで協調性や自主性を育てる、というねらいを意識しながら望んだ今回の遠足ですが、屋外活動や、お弁当の時間などを通して、どの班もねらいどおりに交流を深めることが出来ていました。

今年は特に、リーダーやサブリーダーを務めた子どもたちが、低学年のお世話を自発的にしていたり、班をうまくまとめていて、とても頼もしく成長した高学年の様子も感じられた遠足となりました。
(講師寄稿)

2017年4月12日水曜日

入学式・始業式(2017.04.08)

4月8日土曜日、さくらんぼの花が満開のこの日、補習校では平成29年度入学式・始業式が行われました。

今年度は小学部1年生に6名、中学部1年生に2名の新入生を迎え、総勢41名で新年度がスタートしました。
補習校開校以来初めての小1~中3学年、全クラスの設置です。

 緊張した面持ちの子、ニコニコしながら早く中に入りたいなあと思っていた子、不安でお母さんのほうばかり見ていた子など様々でしたが 、新1年生入場の時は皆さんキラキラ輝いていましたよ!

きっと大きいお兄ちゃんやお姉ちゃんたちを目の前にして、小学部1年生は今日から小学生になることを実感したのではないでしょうか。

補習校に通う児童生徒は下の子どもたちの面倒もみてくれる親切で優しい子どもたちばかりです。




また、補習校に通う可愛いらしい子どもたちが増え、保護者の一人してとても嬉しく思います。
新1年生、保護者の皆様、ご入学おめでとうございます。
(在校生保護者寄稿)

2017年3月30日木曜日

平成28年度卒業式・修了式(2017.03.18)

あいにくの雨となった3月18日土曜日、みどりの丘補習校では平成28年度の卒業式と修了式が執り行われました。

今年度の卒業生は、小学部6年生の3名です。


在校生代表の送辞は心温まるもので、卒業生の皆さんの心に響いたことでしょう。

また卒業生3人の答辞は、日本での体験入学や転校を含む小学部時代の出来事や、補習校での日々をクラスメイトとのふれあいを中心に振り返ったり、今後自身が進む将来への決意表明を力強い言葉で綴り、更にはこれまでお世話になった周囲の人々への感謝の気持ちも、それぞれが自分の言葉で述べていました。

卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。




卒業式の後は修了式が行われ、
全員に修了証書が授与されました。

今年度の皆勤賞は、小3学年1名でした。
(保護者寄稿)

2017年3月12日日曜日

作文コンクール入選のご報告

海外子女教育振興財団が主催する文芸作品コンクールにて、本年度小学4年生の日原慧彬くんの作品が見事、入選しました。

補習校で国語を学ぶ子供たちは、小1学年でまず、ひらがなとカタカナを学ぶというところからスタートします。
1年生を終える頃には、簡単な詩や文章をひらがなを使って書くことができるようになります。
そして、3、4年生にもなると2枚の作文用紙にきちんと文書を書くことができる児童がほとんどです。
低学年の頃から、夏休みなどの長い休みを利用して、絵日記を書いたり、休みの思い出を題材にして作文を書く習慣を身につけていきます。
慧彬くんも1年生の頃から毎週土曜日の朝、補習校に通い、この4年間コツコツと国語の学習に取り組んできました。
特にこの1年で書くということに喜びを感じながら、何点も作文を仕上げています。

今回入選した作品には、海外で生活する子ども達が、何を考え、何に感動し、何に悩んでいるのかという声が反映されているように思います。

世界中に広がる、海外と日本の架け橋となる子供たちの今後の成長がとても楽しみです。
(小4学年担当講師寄稿)

2017年1月11日水曜日

学習発表会(2016.12.27)

12 10 日(土)11 00 分より平成28 年度の学習発表会が行なわれました。

小学1年生 音読『おむすびころりん』                   
この文学作品の持つ愉快なリズムに合わせての音読です。
1.oszt OlvasásRizsgombóc
A történetet magával ragadó vicces ritmussal olvassuk fel.
1st grade “Omusubi kororin”
We are going to read this literary work with a happy rhythm.









小学2年生 音読劇『スイミー』
ちいさな赤い魚の兄弟たちのなかで、1匹だけ真っ黒の魚の「スイミー」
大きな魚がやって来て、兄弟の魚たちを飲み込んでしまいます。逃げられたのはスイミーだけ。その後ひとりぼっちになったスイミーはどうなってしまうのでしょうか。
2.oszt Történet előadásSzuimí
Az apró piros haltestvérek között, él egy korom fekete hal Szuimí. Jön a nagy hal és megeszi a testvéreket. Csak Szuimí tudott elmenekülni. Mi történik a magányos Szuimível…
2nd grade  “Swimmy”
Among the little red fish siblings, only “Swimmy” is black. One day, a big fish comes and swallows them all. What will become of Swimmy now that he is alone?











小学3年生 調査報告『気になる記号』
生活の中で、身近にある記号についてくわしく調べました。わかりやすく伝えるための工夫を考えて、報告書にまとめて発表します。
3.oszt Kutatás előadás Érdekes szimbólumok
A mindennapunkat körülvevő szimbólumoknak néztünk utána. Hogy érthetőbben megértsük, összefoglalva adjuk elő.
3rd grade “Symbols”
We have studied the symbols around us. We thought about how to explain them simply and we wrote them into a report which we are going to present.









小学4年生 学級新聞の紹介新聞を作ろう』
教科書の単元「新聞を作ろう」から、この夏休みにそれぞれ、新聞の記事の内容を考え情報を集め、それを記事として文章にするという課題に取り組みました。そして完成した自分たちの学級新聞の紹介です
4.oszt Iskola Újság bemutatásaKészítsünk újságot
A tankönyvben lévő tananyagból mindenki a nyári szünetben kiválasztott egy témát és a témával kapcsolatban írt egy cikket. Az így elkészült iskolaújságot fogjuk bemutatni.
4th grade “Let’s make a newspaper”
There is a unit “Let’s make a newspaper” in our textbook. During the summer vacation we chose topics, we collected information about them and we made our newspaper together. We will introduce our class’ newspaper.









小学5年生 発表『天気を予想する』
明日の天気は何だろう。天気予報を見て、傘を持って出かけますが、本当に当たるのでしょうか。雲にはいろんな種類があります。その雲から天気を予想することもできます。身近な天気に興味を持ち、調べたことを発表します。
5.oszt BemutatásIdőjárás előrejelzés Holnap milyen idő lesz?
Megnézzük az időjárás-előrejelzést, magunkhoz vesszük az esernyőt és elindulunk, de mennyi az esélye hogy esni fog?
A felhőknek különböző fajtái vannak. A felhőkből is lehet jósolni. A különböző időjárások érdekeltek bennünket, utánanéztünk és bemutatjuk.
5th grade “To forecast the weather”
What will the weather be like tomorrow? If the weather forecast says it will rain tomorrow,
I will go out with an umbrella. Do you believe that?
We have lots of kinds of clouds. We can also guess the weather from them. We are interested in clouds and we are going to talk about the weather.











小学6年生 朗読劇『河鹿の屏風』
静岡県伊豆市近辺に伝わる昔話です。情景や登場人物の様子が想像しやすいように、自分たちなりにアレンジしました。
6.oszt Felolvasó előadás Kappa festmény
Sizuoka Izu város kapcsolatos régi mese. Hogy a körülményt és a szereplőket jobban megértsük, sajátosan adjuk elő.
6th grade “The frogs screen”
It is an old tale from Izu city in Shizuoka. We arranged it to make it easier for us to imagine the scene and the characters.











中学1年生 暗唱・スピーチ『古典から現代へ』
竹取物語、いろは歌、百人一首、現代詩、スピーチなど、今まで勉強してきたことをまとめて発表します。
7.oszt SzavalásKoten (régi japán szöveg típus)-ból a jelenbe
Különféle japán versek amiket idáig tanultunk, összeszedtük és bemutatjuk.
7th grade“From classical to modern”
We have learned about the tale of bamboo cutter (Taketorimonogatari), Iroha-uta, modern poetry and so on... We will present them.











中学2年生 暗唱『いにしえの心を訪ねる』
中学2年生では、授業時間に様々な日本の古典文学を学習しました。古典の背景の紹介と日本語独特のリズムや調子を楽しみながら暗唱発表します。
8.oszt Szavalás Régi lélek megértése
Az órákon sokféle koten-t tanulmányoztunk. A koten hátterét mutatjuk be, és a japán nyelv ritmikusságát kihasználva szavaljuk el. Hallgassátok élvezettel.
8th grade “What were the ancient people like?”
We have learned about the ancient Japanese literature in junior high school second grade. We will introduce the background of the works and read them with unique Japanese rhythm. Please enjoy it.












児童生徒個々に焦点を当てても、一昨年よりは昨年、昨年よりは今年、というように、はっきりと成長の跡が見て取れるのも、この学習発表会の素晴らしいところではないでしょうか。
毎年素晴らしい成果を発表してくれる補習校の児童生徒ですが、発表を観ていると、土曜日だけ補習校に通って国語の勉強をしているという事実が、本当に信じられないように思えます。



児童生徒の皆さん、ご指導いただいた講師の方々、サポートにあたられた保護者の皆さん、お疲れさまでした。(保護者寄稿)